2022/4/24

短鎖脂肪酸の効果

善玉菌と短鎖脂肪酸

高タンパク+高脂質+低糖質の食事は大腸ガンのリスクですよ!
なので食物繊維が豊富な炭水化物や野菜をしっかり摂りましょう!(詳細は過去の記事を参照)
なんで炭水化物を摂るのがいいの?

簡単に説明すると

炭水化物に含まれる食物繊維が大腸の中に生息している腸内細菌、その中でも善玉菌の餌になり増殖させることが出来るから。
その善玉菌を増やすことが大腸ガンのリスクを低減させるほかにも、身体にいい効果がある。

というお話でした。

短鎖脂肪酸の効果

今回もまぁマニアックな話ですけど、善玉菌が腸内で食物繊維を発酵させる時に発生する「短鎖脂肪酸」について。

善玉菌自体も人体にとっていい効果を得られるわけですが、短鎖脂肪酸にも良い効果があるわけです。
・酪酸
・プロピオン酸
・酢酸
などがヒトの体内で産生される短鎖脂肪酸です。
これらが腸管内で産生されると、腸内環境は弱酸性になります。

弱酸性になることで得られる効果は
・カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが水溶性に変化してより体内に吸収されやすくなる
・悪玉菌の出す酵素活性を抑えられるため二次胆汁酸などの発ガン性物質が発生しにくくなり腸内環境が健康に保たれる
などです。
これだけでも嬉しい効果!

短鎖脂肪酸を産生することで得られるいい効果はまだあります!
・有害物質からのバリア機能を強化する
・発ガン予防
・肥満の予防
・糖尿病の予防
・食欲の抑制
・免疫機能の調整
すごくないですか?

これを知っても、まだ糖質制限しますか?
プロテインばかり飲みますか?
牛肉、豚肉などの赤身肉の摂取頻度は変わりませんか?

まずはしっかり、穀類などの炭水化物を摂ること!
加えて、食物繊維が豊富に含まれる食材である野菜や海藻類なども摂っていきましょう!
それが健康への第一歩です!

というわけで今回はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!