
2023/1/17
健康のために「食べない」という選択肢、ファスティングの5つの効果
人と同じように生活しているのになぜか疲れやすい。
なんだか疲労が抜けない。
休みの日や気が抜けたりするとグッタリする。
などの慢性疲労のような状況でお悩みの方、いらっしゃるのではないでしょうか?
慢性疲労になる原因はさまざまありますが、ここでは「反射」が原因かもしれない。という内容でお伝えしていきたいと思います。
そもそも反射とは、脳が命令をしていないのに体が勝手に動いてしまうことを言います。
例えば、熱いものを触った瞬間にすぐに手を離すとか。
膝の下を軽く叩くと膝が勝手に伸びるとか。
頭ではやろうと思っていないのに体が勝手に動くアレです。
普段、「飲み物を飲みたい」と思った時、コップを持とうと考えて手を動かしてコップを手に取って水を飲みますよね?
あれは、脳が手足に命令をしてそれを実行するという過程で成り立っています。
力の加減なんかも脳と神経による共同作業です。
その脳と神経の道筋には脊髄という通り道があって、そこを通って手足と脳を神経が行き来しているんですね。
ちょっと難しい話になってすいません。
このコップを手に取って水を飲むという一連の動きは、手と脳のあいだで神経が行き来して成り立っているんです。
それに対して反射とは、人間を危険から守るために備わっている機能で、熱いものに触って考える前に手を離すといった動きなどがそうです。
この動きは、実は脳からの命令ではありません。
手が「熱い」と感じた感覚が脊髄に入ると、脳には行かずに、そのまま脊髄が手に神経の反応を伝え、熱いものから手を離す。
これが反射です。
脳の命令なくしても体が動いてしまう。
このことを「反射」と呼びます。
人間には生まれてから1歳になる頃まで
「原始反射」
というものが体に備わっています。
生後間もない赤ちゃんが急な物音に反応して、両手両足をビクッとさせる動きを見たことあるでしょうか?
これはモロー反射という原始反射の一つです。
このモロー反射は生後4ヶ月くらいすると消失します。
脳が発達して、この反射が起きないようにコントロールできるようになるからです。
実は大人になってこの反射が残ったまま生活している人が稀にいます。
この反射が残っていると公衆の場での、音・光・臭い・肌触りなどに敏感になり、神経がすり減り疲れやすさにつながります。
慢性疲労と反射の関係というのはそういうことなんですね。
そして、一度反射は無くなったはずなのに、あることをきっかけに反射が復活してしまうケースもあります。
それが、「脳震盪」や「交通事故によるむち打ち症」などです。
脳への一瞬の強い刺激により、眠っていたはずの原始反射が目を覚ます。というイメージだちわかりやすいかもしれません。
周りに、急な大きい音にすごい敏感に反応して体をビクッとさせたり、やたら眩しがる人などはいませんか?
全ての人がそうとは言いませんが、何かの事故などがきっかけで
「やたら疲れやすくなった」「音や光に敏感になった」
などの症状が出ている方はもしかしたら反射によるものかもしれません。
この反射が厄介で、意識してないのに体が勝手に動いてしまうということは、何か刺激が入るたびに体に力が入ってしまうということにつながります。
刺激の強い環境にいると常に体が緊張した状態に。
常に緊張した状態というのは体を歪ませます。
睡眠が浅くなり疲労が抜けなくなります。
正しい姿勢を維持するなんて無理なんです。疲れて当然なんです。体に不調がきて当然なんです。
結論は「はい」です。
反射は、人間から無くなるのではなくて、脳の発達によりコントロールできるようになるから表には出なくなるという原理です。
反射が出るということは、脳が感覚をまとめる機能を忘れてしまっているためなので、それを脳に教えてあげることで反射を治すことができます。
ただ、文章でお伝えするには限界がありますし、場合によっては気分が悪くなるなどの症状が出てしまうので、単純にやり方をお伝えするのは少し危ないのです。
僕自身、モロー反射ではないですが把握反射というものが残っていました。びっくりしました。笑
赤ちゃんの手に何かを握らせるとぎゅっと握り返しますよね?あれも把握反射と呼ばれる反射の一つです。
僕自身で実験して、反射は消失しました(厳密には「脳がコントロールできるようになりました。」)
ちなみに、僕には小学校高学年にんる息子がいて、その子にはモロー反射が残っていました。
その子の反射も消失させることができました。
ちゃんと脳を再教育すれば、反射は良くなるのです。
病院では問題ないと言われたその疲労感。もしかしたら原始反射によるものかもしれません。
もし心当たりのある方がいれば、当スタジオまでお問合せください。
もちろん他の原因も考えられますので、対処できない場合もございます。
が、ここでは「反射」に絞ってお話させていただきました。
というわけで、最後までお読みいただきありがとうございました!