2022/9/22

慢性的な痛みを改善するためには!?

まずは脳と姿勢の関係から

今回は、肩こり・腰痛などの慢性的な痛みでお悩みの方の、改善方法の考え方をお伝えします。

そのためには“姿勢や身体の動きと脳の関係“について知らなければいけません。

まずは姿勢と脳の関係について、簡単にお伝えできたらと思います。

「姿勢とは、脳から現れるスピーチ。とあるポジションにある姿勢は、その人の神経筋の状態を反映している」

これはDr.ブラディミア・ヤンダさんという方の言葉。

噛み砕いていうと

“脳が「この姿勢が正しいから、これでキープして!」

と体に伝えて、身体はその姿勢になっている“

という感じになるかと思います。

これは、正しい姿勢の人にも崩れた姿勢の人にでも。です。

背中の丸まった姿勢の人や、頭が前に突き出たような姿勢の人でも。です。

大脳基底核と前帯状皮質

脳には大脳基底核と前帯状皮質という部位があり、そこは運動のコントロールに関わる場所です。

※ここでいう運動とは、姿勢をキープする、歩く、何か物を取ろうとするなどの日常での動きも含みます。

そしてそこは運動を記憶する場所でもあるのですが、厄介なことに

「間違った動きも正しい動きと認識」

してしまうのです。

僕たちって意識しなくても、同じような動きで歩いたりできますよね?

あれは脳が動作のパターンを記憶しているからなんです。

だから外から見ると間違った動きでも、脳はそれを正しい動きだと認識しているからその動作を繰り返し行うんですね。

崩れた姿勢や間違えた動きは、身体のどこかに負担がかかっています。

それでも脳はその姿勢や動きを正しいものと認識しています。

その動きが繰り返されることで負担のかかっている部分に痛みが起こるんですね。

なので、痛みとか違和感のある部分にマッサージなどを行っても、普段の動きが改善されない限り同じ場所が痛くなるというループに陥ります。

慢性的な痛みを改善するためには?

マッサージが良くないと言っているのではありません。

例えばマッサージなどで痛みのある部位(負担のかかっている部位)をほぐし、そこが動かしやすくなった状態で、正しい動作を覚えるための運動が必要になってくるんですよ。

ということが言いたいのです。

もしもどこかに慢性的な痛みを抱えているなら、正しい動作で動くという「脳の再教育」が必要なんです。

筋肉や腱・靭帯にはたくさんの神経が集まっています。

正しい姿勢で正しい運動動作をして、その神経たちに正しい刺激を入れることで、脳は正しい筋肉や関節の位置を新しく記憶し、それを形状記憶として体に反映させます。

そうやってその人にとって正しい姿勢・正しい動きができるようになることで

身体の特定の部位にかかっていた負担がなくなり

肩こり・腰痛などの慢性的な痛みが改善できる。

というわけです。

僕は実際にエクササイズを提供する際に

「ここの筋肉を刺激しているよ!」

と声をかけたり

その部位を触ることで

「脳に届けー!」

と刺激を送っています。笑

身体の動きを見ながら相手の脳とコミュニケーションをとっているようなイメージです。(ちょっとやばいやつ。笑)

でもこれも大事な脳への再教育なんです。

そしてそれを理解してもらってエクササイズを行うことで、その効果は上がります。

まとめ

慢性的な痛みも改善できて

普段の生活の動きが問題なくできるだけで

生活の質って物凄く上がるんじゃないかなぁと僕は思います。

正しい姿勢と動作で脳の再教育をして

身体に負担のない姿勢を獲得し

慢性的な痛みの改善に繋げていきたいですね!

今回はここまでになります!

最後までお読みいただきありがとうございました!